
インターの幼稚園に通う人がとても増えて来ていますが、実は我が子もインター幼稚園に通学しています。
そこで、色々な子供達を見てきた実体験からメリット・デメリットを書いて見ます。

インターの良いところ、悪いところって何かしら?
こんな感じで、悩んでいる方の少しでも参考になれば嬉しいです。

メリット
まずはメリットを並べてみます。
英語の土台が出来る
多文化に触れられる
グローバルな視野
プレゼン力がつく
少人数制
英語の土台が出来る

プリスクールに行けば、英語の力はとても強くなります。
とくに聞き取りを、しっかり身につきます。
日本人が聞き取れないと言われている、LとRの発音にもしっかりと対応できています。耳が良いので、発音もすごく上手です。
どれくらい話せるかですが、子供により様々です。
ペラペラと話せる子もいれば、文法がめちゃくちゃで、単語を並べて話してるような子もいたり、まったく話さない子も複数います。
おうちで、英語を使っている子と日本語を使っている子との差があったり、性格が関係していたり、3年間英語の環境だったけど、あまり話さなかったと言う子も実際にはいます。
しかし、3年間英語を聞き続けたのですから、英語を聞き取る力はすごく身につきますし、今後、本格的に英語の勉強をする時には、スムーズに勉強を始められます。
英語の土台はしっかりと出来上がっていると思います。
多文化に触れられる

インターの環境は、様々な国からやってきた先生が多いです。
そのため文化も考え方も違うし、それぞれ子供に対する扱い方も違います。
また通っている子供達も、様々な人種が集まっています。
まさしくグローバルな環境がそこにはあります。
先生達もあからさまな子供扱いをしません。
小さな大人として、見てくれます。なので、とても大人っぽく自立心の強い子が多いです。
グローバルな視野

自然に異文化を理解しているため、自分と人が違う事に対して悪く思う事はありません。違う事が当たり前なのです。
それぞれ考え方が違う事も当然と思っていて、多様な価値観や文化を自然と受け入れています。
プレゼン力がつく
インターナショナル教育で必ずと言っていいほど取り入れてるのは、
「show and tell」です。
幼少期からみんなの前に立ち、発表する時間を設けています。
発表の内容は、家族の写真だったり、好きなおもちゃだったりとその時々によってお題が変わります。
また聞く側の子供達にも質問できる時間があり、それぞれ疑問に思った事を手をあげて質問していきます。
少人数制

ほとんどのインター幼稚園は、1クラス15人程度の少人数制です。
1クラスに対しネイティブの先生とバイリンガルの先生、2人の先生で見て行く事がほとんどです。
そのため、手厚くフォローをしてもらえて、一人一人をしっかり見てもらう事ができます。
デメリット
メリットがあれば、デメリットもあります。
授業料が高い
日本語が遅れる
日本文化が身につかない
親の負担が大きい
地元のお友達が少ない
運動不足
小学校受験のハードルが上がる
授業料が高い

スクールによりますが、授業料だけで、月8万円くらいするのが相場です。
そこに、給食代や教材費、バス代などが加算されますので、多く見積もっても月10万円くらいでしょう。
幼児教育無償化を受けた場合は月に3万7000円の補助金をもらえる事がきるので、大幅なコストダウンにする事ができます。
別の記事で、インターに関わる無償化制度の事を書いてますので、良かったら見てください。
>>インターナショナル幼稚園メリット・デメリット+無償化制度
日本語が遅れる ・日本文化が身につかない

どうしても日本語は遅れてしまいます。
物の名前・単語がしっかり身についていなかったり、話している時の文法も少しおか
しいように感じます。
日本語で話しているのに、英語の単語がついつい出てきてしまったりもします。
また、インターでは日本の文化を学ぶ機会はほとんどありません。
日本語・日本文化に関しては、親のサポートが必ず必要です。
親の負担が大きい

上記で述べた様に、日本語に関しては親が教えていかなければなりません。
また英語に関しても同様です。
クラスで宿題や課題が出る事もあるので、英語のサポートをしてあげなければいけません。
地元のお友達が少ない
家の近くの幼稚園に通えば、自然と近所の子が集まります。
しかし、インターは様々な場所から通う子ばかりですので、近所の関わりが薄くなってしまいます。
また、インター同士の仲のいいお友達同士で遊ぶのも、お家が遠いいため簡単に遊ぶ事が出来ません。
運動面不足
スクールによると思いますが、都内にあるプリスクールの多くは広い園庭がない事がほとんどです。
そのため、通常の幼稚園に通っている子に比べると、体を動かす事が少ない様に感じます。
幼稚園に入れば、体操教室などを設けていて、鉄棒の練習や、跳び箱の練習なども取り入れてる幼稚園がほとんどですが、インターではそれがないので、習い事なので運動をする機会を増やすしかありません。
小学校受験のハードルが上がる
小学校受験を考えているご家庭は、やはり苦労しています。英語を学んでいるので、日本語が遅れています。
早め早めに日本のマナー、文化など、受験に向けた対策をしておかなければなりません。
早めにスタートしていた人ほど、合格率は高めです。
最後に
メリット・デメリットをお伝えして来ましたが、子供により英語の習得や、能力は様々なため、一貫出来ません。
もし、入園を検討しているなら、その子その子の性格を踏まえて考えるのが良いと思います。