演劇で身につく力

習い事の中で演技を習っている子ってまだまだ少ないように感じます。

テレビなどで活躍している子役の子が通っているイメージが強いと思いますが、本来は子供の隠れた力を引き出す習い事です。

今回は演技を通して学べる事、身につく力をお伝えします。

コミュニケーション能力

近年、コミュニケーション能力という言葉を使う事が多くなりました。

コミュニケーション能力とは相手とスムーズに意思疎通が図れる力です。ネットの世界や、若い子の中でもコミュ症なんて言葉もありますが、対人関係が苦手な子や、人前で話す事が出来ない子が多くなってきました。

家庭、学校、職場、社会といったあらゆるシーンで、他人との人間関係を円滑に構築するために非常に重要な能力です。大人になればなるほど、この重要性に気づかされていると思います。

演技とコミュニケーション能力の繋がり

演技というのは基本、対人間で行います。むしろ関わらなければ何も始まりません。

相手と目をみて意思疎通をしながら、一つの作品を作り出していきます。よく会話はキャッチボールとして例えられますが、受け止めて、投げ返してまた受け止める、演劇の基礎的部分であり、コミュニケーションする力の土台となります。この繰り返しなどから、相手の思いを感じとる力や、理解する力が生まれます。

声の大きさと印象

声の大きさは人それぞれ異なりますが、声の大きさが与える印象はその人のイメージに大きく関わります。

小さい声でボソボソと話すタイプの人ならば、おとなしい子なのかな?なんだか暗そう…。と思うかも知れません。

逆に大きすぎる声では攻撃的なイメージだったり、怖い印象になるかも知れません。人間は「相手の喋り方」でその人のイメージを作り出してしまうのです。

よく、声の大きさはその人の自信の表れといいます。自信があれば、自然と声も大きくなり、自信がないときには、自然と声も小さくなります。では大きく声を出すためには、自信をつければいいんだと考えられますが、そんな簡単に自信を持てる人はなかなかいません。

演技と声の大小の繋がり

演劇では呼吸法、発声の練習、滑舌の改善を行います。つまり聞き取りやすい言葉の練習をしていくのです。

また、声の大きさの調節もとても大事になっていきます。舞台では大きく響きやすい声を、映像のシーンでは、通常ボリュームで、聞き取りやすい声をと、その状況に合わせて声を使い分けていきます。

表情・感情

表情とは感情の表れですよね。楽しければ笑い、悲しければ泣き、腹がたてば怒ります。表情を見ることにより感情の読み取りをすることができます。

特に日本人は文化的にも控え目であり、自己主張を抑える国民性です。無表情でなにを考えているか分からないと思われがちです。特にこのコロナ化でマスクをし、表情筋が使えなくなっている子どもが増えています。

演技と表情・感情の繋がり

演技では、感情を出す練習をしていきます。基本感情は「喜・怒・哀・楽」。

他にも様々な感情を練習していきます。繰り返すごとに大きく表現できるようになります。大きく表現できることは、表情も豊かになっていきます。

しぐさ

しぐさとは動作や身のこなしの事を言います。英語で言うとジェスチャーになりますが、何かを伝える事は言葉だけではありません。体を使って何か伝えなければいけない状況もあります。

例えば、窓越しにいるお友達に、落し物していると伝えたいけど、言葉が届かないと言った場面に出くわすかも知れません。このような場面ではジェスチャーをする事もあります。

声が届かない場面だけではありません。言葉を使いながら、身振り手振りで話す事もあります。言葉では伝えきれない感情を、体を使って表現する事もできます。

演技としぐさの繋がり

演技では本当はしていないけれど、本当の様に見せる状況がいくつもあります。

例えば、全然重くない鞄を重たそうに持っている様に見せたり、本当には飲んでいないのに飲んでいるように見せたりとジェスチャーを使う事が、とても多いです。このような練習をする事で、人に伝えることの幅が広がっていきます。

メンタル

メンタルとは精神力でもありますが、メンタルが弱い人は、ネガティブ思考で自己肯定感が低いことが特徴です。

自己肯定感が低ければ、諦めることや逃げ出す事を簡単にしてしまいます。それは大きな成功から遠ざかる事の要因にもなります。

演技とメンタルの繋がり

大きな舞台に立って、芝居をすることは結構なプレッシャーを感じます。大人でも人前で話すことに、緊張する人は多いと思います。舞台と言う場を経験することで自信を深めていきます。大事なのは成功体験です。

暗記・記憶力

記憶力は覚えたことを長く忘れないようにする力であり、暗記力は新しく物事を覚える力です。

演劇と暗記・記憶力の繋がり

演技をする時には、必ずセリフを覚えなくてはいけません。自分のセリフだけではなく、全体のセリフや流れを把握しなければ、自分のセリフの意味や必要性がわかりません。

それは本を一冊読み、暗記と記憶している状況と同じです。これを繰り返し訓練していくので、自然と暗記・記憶する力が身につきます。

最後に

演劇で身につく力はビジネス社会にも深く繋がりがあるように感じます。社会に出れば、人前で話すことも増えてきます。

そこでの印象はかなり重要なものなのではないでしょうか。苦手と感じる前の子供のうちから、経験を重ねていくことで、人前で話すことや対人関係をスムーズにしていきましょう。

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